現在、銀行の金利があまりにも低いため、
定期預金に100万円を預けても1年間で300円程度しか
利子が付かない。
そこで、国内より金利の高い外貨預金を見てみましょう。
外貨預金とは、円を外国の通貨に交換して預金を
することで、国内の超低金利に影響されないので、
外貨預金の金利は0.094%と若干高めになっている。
銀行の国内定期預金金利は0.03%程度ですので、
金利だけ比べれば外貨預金の方が3倍程お得に見えます。
しかし外貨定期預金は、通貨を換金するときに手数料が
掛かりますし、国内定期預金と同じく利息の20%は
税金として引かれます。
それと為替相場の変動によって利回りが大きく
変わってしまうことがあります。
仮に為替相場が全く変動しなかったとしても、
手数料と税金を払った上で儲けを出すには、
最低でも利回りが2%は必要になります。
↓ ↓
円を外貨に換えるときの手数料は、
例えば、銀行で円を米ドルに換える場合、
1ドル当たり1円、ドルを円に戻す時も
1ドル当たり1円掛かります。
両方を合計すると2円は必要になり、
仮に為替レートを1ドル=100円とすると、
外貨で預金をしたあと円に戻すだけで
2%も手数料として引かれることになります。
現在の外貨預金金利0.094%では、元本割れの
可能性が高い金融商品であることが分かります。
山田 崇