簡単には修正できない部分だからこそ入念に対策を
建物を支える地盤は、建物が建ってしまった後から手入れすることが難しい部分で、長年に渡って揺るがない安定性の求められる部分です。
地質、成分の分析を行い、長期間安定した状態を保つ地盤かどうかを調査するとともに、建物を十分な強度で支えることのできる地盤へ改良工事を行います。
住宅品質確保促進法(品確法)により、住宅売買において欠陥があった場合、施工者側が責任を負う事とされています。
その対象となるのが新築住宅の基本構造部分ですが、地盤については対象外とされています。
当社では地盤についても責任ある部分と考え、徹底した地盤調査の結果をもとに、必要に応じて改良工事を行い、地盤沈下などの不測の事態がないよう万全を期しています。
地盤調査
スウェーデン式サウンディング試験
小規模建築物を対象にした地盤調査法で、土の硬さ、締まり具合を測定する試験です。
先端にスクリューがついた鉄の棒(ロッド)を地面垂直に貫入して、取り付けた重りによって沈みこむ深さや、指定の深さに到達するまでロッドを回転させた回転量を測定し判断材料とします。(建築対象の土地に最低でも5箇所へ同様の試験を行います。)
ボーリング試験
地盤調査のための穴を掘る「ボーリング」と、1mおきに土の試料をサンプリングし測定する「標準貫入試験」によって、土の硬さ、締まり具合を測定する試験です。
地盤改良
鋼管杭工事
8mを超えて深く軟弱層が続く場合に採用する工法で、炭素鋼管を支持杭として地盤に打ち込むことで建物を安定させます。
柱状改良杭工事
軟弱な地盤の土にセメントミルクを注入撹拌して地中に柱状の杭をつくる工法で、低騒音・低振動により、近隣の方に配慮しております。