銀行の定期預金と異なり、株式などに投資する投資信託では
元本は保証されないが、その代わりに大きなリターンが見込めます。
それに対し、元本を確保し、利回りを確保する投資信託があります。
条件付利回り確保型のファンド商品では、例として、最初の1年半などの
期間に日経平均の株価下落率が数十%(各商品により設定有)未満なら、
規定の利回りと元本が確保されされるといったケースのものがあります。
このようなファンド商品は定期預金や公社債投信より利回りが良く、
リスクも最小限に抑えられる点が魅力です。
但し、予め表示されている分配金は、販売手数料や税金が差し引かれて
いないため、実際に割り引かれた金額を見る必要があります。
「元本確保」は“元本保証”とは異なり、条件付きの場合は、元本割れ
になることもあり、また設定された利回りは最初の1年のみ有効と
いった限定付きのケースもあるので注意が必要です。
山田 崇