外貨預金の利回りを計算するとき、重要になってくるのが
為替レートです。
外貨預金で使う為替レートは、銀行間相場と言われる日々の
為替相場をもとに適用するレートが決められます。
これは対顧客相場の中値と呼ばれています。
外貨預金では、「TTS」「TTB」とういう特別なレートを使用します。
「TTS」とは円を外貨に換えるときの為替レートで、「TTB」が買った
外貨を円に戻すときの為替レートです。
例えば、銀行間の為替レートが1ドル=100円なら、銀行の手数料
1円を加味して、TTSが101円、TTBが99円になるわけです。
外貨預金は、円高のときに預金して、円安のときに解約すれば、
それだけで儲けが出ます。
100万円をTTS1ドル=100円で預け、TTB1ドル=110円で円に換える
だけで10万円利益が上がります。
利回りは10%です。
逆に110円のときに預金して、109円で解約すると、TTSは1ドル=111円、
TTBは1ドル=108円になります。
このレートだと100万円預けても約97万円しか戻って来ない。
1円円高ドル安になるだけで約3万円近く損してしまいます。
外貨預金で儲けを出すには、為替レートが重要ポイントになるかの
例を挙げました。
山田 崇