“ 唯一無二 ”のこだわりの詰まった作品を創りあげるため
RIAパートナーズでは日頃から、街並みの中の建物に目を向けたり
住まう人々のニーズや流行にアンテナを張りながら情報収集を行ったりして
毎月、女性社員が集まって行われる『デザインMTG』で
日々の生活の中で見つけた様々なアイデアを話し合い
RIAパートナーズオリジナルのアイデア作品を生み出すきっかけの場を設けております。
そのアイデア探しの一環として
先日、女性社員で名古屋市東区に点在するレトロな洋館めぐりへ出かけてきました。
日本初の女優・川上貞奴が暮らした
大正ロマンの館「二葉館」
大正時代の優雅な暮らしを想起させる豪華なステンドグラスや螺旋階段といった
華やかな内装が目を惹く2階建ての洋館と
建物の奥へ進むと、どこか懐かしさを感じるような平屋の和館へと繋がる
和洋折衷の斬新なデザインが特徴の館「二葉館」。
ファサード(正面)は、ジブリに出てきそうなオレンジ色の屋根が可愛らしい素敵なデザインで
角度を変えて見てみると、洋館と和館がつながるなんとも不思議な外観でした。
▼大広間の半円形ソファ
思わずカメラを向けたくなるような可愛らしいデザイン。
実際に腰かけられるので、座り心地を確かめながらゆったり過ごすのに良さそうでした◎
▼ステンドグラス(初夏)
創建当時のものも使用されている彩り豊かで華やかなデザインが印象的なステンドグラス。
この大広間以外のお部屋にも様々なデザインのステンドグラスがあしらわれていました。
▼木製の螺旋階段
上から見ても下から見ても曲線が美しい螺旋階段。
洋風の照明や赤いカーペットが華やかで豪華な雰囲気を演出してくれています。
▼洋館から和館へとつづく廊下
左側は、ふすまや障子のある和室のお部屋ですが
廊下側の扉(建具)を洋風にすることでデザインの調和を図っているそうです。
陶磁器商として活躍した井元為三郎の邸宅
モダンな雰囲気で大正ロマンを感じる「橦木館」
「二葉館」から歩いて数分のところにある「撞木館」。
井元為三郎氏が渡航していた国々で流行していた建築技術・デザインを
家具や照明、タイルなど隅々まで、凝らした贅沢な館です。
現在の入口は、洋風の建物で奥へ進むと、和館へつながっている建物です。
ホワイトカラーの窓枠がアクセントとなった可愛らしい印象のファサードでした。
▼タイル張りのサンルーム
ブラウンカラーのタイル張りが素敵なサンルーム。張り分けが素敵ですね。
黒電話やそろばん、タイプライター、ロッキングチェアなど年季の入った小物などがありました。
▼洋館2階の娯楽室
ダチョウに乗った井元為三郎さんを見てます。(笑)
「撞木館」のステンドグラスは、「二葉館」とは異なる繊細さを感じるデザインでしたが
加えて、その上部の天井と壁の間の廻り縁に設えられた装飾がとても目を惹きました。
▼和館の裏にある庭園
正面の洋風の可愛らしい印象からガラッと変わって
和館や敷地のほとんどを占める日本庭園は、古き良き日本家屋の姿を感じさせてくれます。
今回は、短い時間の中での建物探訪だったので
2つの建築物のみの見学で終わってしまいましたが
他にも名古屋城から徳川園に至る「文化のみち」エリアには、大正ロマンがつまった建物が点在しているので
また時間がある際には、今後のデザインアイデアのヒント探しに訪れてみたいと思います。
今回の建物探訪から見て、触れて、感じたものが、
今後のRIAパートナーズのデザイナーズアパート作品たちにどのように反映されていくのかも
ぜひ楽しみにしていてくださいね♪