「アパート経営(不動産投資)が人気の理由」のひとつ、
第3弾「所得税節税効果」になる点です。
3.所得税節税効果
アパート経営を始めて賃料収入が入るようになれば、
その分所得が増えて税金も高くなりそうな気がします。
それがなぜ、節税効果に繋がるのでしょうか?
大きな理由は、建物の減価償却にあります。
建物の資産は年数が経過するに連れ価値が低下します。
その分を不動産収入から差し引くことが出来る仕組みになっています。
実際には支出しないのに、税制上は収入から差し引くことが出来ますので、
所得の減少に繋がる訳です。
またローン返済額のうち、利息分に関しても経費に計上出来る
とういメリットがあります。
特に初年度は、購入時に掛かった各種の税金や手数料などを
経費に加えることが出来、不動産所得を少なくしてくれます。
例えば、
会社員としての年収が1,000万円で、扶養家族無しの例で見てみます。
年収1,000万円に対して、税金支払い額は所得税・住民税合わせて約124万円です。
これがアパート経営を行うと、初年度は不動産所得がマイナスとなって、
税務上の所得が減少するため、所得税・住民税がダウンします。
購入物件のサイズにも因りますが、約124万円の税金が約70%
節税出来る可能性があります.
所得税・住民税は累進課税ですので、所得が高くなるほど税率が
高くなっていきます。
そのため、この節税効果も所得の高い人ほど効果が大きくなります。
次回は、4.相続税軽減効果です。
山田 崇