銀行や郵便局にお金を預けると利息が付きます。
この預貯金に対し、何%の割合で利息が付くかを
示すのが「利子」若しくは「利率」です。
預貯金が生み出すお金は「金利」と呼ばれます。
この預貯金を株や債券、不動産に投資したらどうでしょう。
投資したお金には、配当金や利子が付き、家賃収入を生み出します。
この「配当金」「利息」「家賃収入」は、預貯金と違い
元手のお金に何%の“金利”が付いたと言われることはありません。
と言いますのも、株や債券、不動産に投資した場合、
儲けは配当金、利息、家賃収入だけではないからです。
例えば、100万円で購入した株や債券を10年後に売却する場合、
110万円になることがあります。
毎年、配当金や利子を生み出し、さらに元手の元本自体の
価値も上がっています。
逆に元手の元本が下がっていることもありますが。
そのため、株や債券でどの位儲けが出たかを計算するときは、
毎年の配当金や利息に加え、元本が上がった分、下がった分、
を加える必要があります。
このように元手である元本の変動分を配当金や利子に加味して
計算するのが「利回り」です。
山田 崇