投資信託には、株式を買うよりリスクが低く、預貯金より
利回りの高い、中間的な商品が多くあります。
証券会社や投資信託委託会社の運用担当者が、株式や安全性の
高い公社債に分散して運用し、利益を上げて購入者に分配金を
支払うものです。
投資信託には大きく分けて二つあり、主に公社債に投資をするもの、
株式に投資をするものがあります。
公社債投信は、極めて安全性の高い債券を中心に運用され、
MMF(マネーマネジメントファンド)といわれる代表的な商品は、
銀行の定期預金の金利を上回る分配金を目指しています。
例えば、ダイワMMFなら0.093%(2012年11月12日現在)など
利回りは0.09%前後で、安定重視型の人にはお薦めです。
一方の株式投信は、元本割れのリスクは伴うものの、利回りの目安は
10%で、景気や為替に左右される複数の証券への運用結果が分配金と
なるため、長期運用で大きな利回りが期待出来ます。
この二つの他に、公社債と株式をバランスよく組み合わせた
バランス型投信と呼ばれるものもあります。
こちらの利回りの目安は、最高でも5%くらいでしょうか。
投資信託の場合、換金出来ないクローズド期間もあるので、
留意が必要です。
※クローズド期間
投資信託を売却(換金)出来ない期間のことで、投資信託運用会社が、
運用資金が減るのを防ぐために設定している。
クローズド期間中、投資信託の基準価格が下げ傾向にあるとき、
換金出来ない煩わしい面もあるため、より期間の短いものや期間の
ないものもある。
山田 崇