損害保険会社の保険商品で利回りが期待出来るもので、
「積立普通傷害保険」への一時払い、
「火災・家財保険」などがあります。
一時払いとは、全保険期間の保険料すべてを最初に
まとめて払い込むことで、一括払いすることで
保険料が少し割り引かれ、満期になるとその割引分が
利息のような形で貰える仕組みになっています。
保険期間5年ものでは、満期の利回りは1%ほどで、
年利計算すると0.1%程度になり、現状の銀行預金よりも良く、
更に保険も付いています。
保険金の満期払戻金は。一時所得扱いになり、
1年間の一時所得金額が50万円以下なら税金が
掛からない利点があります。
但し、5年以下の一時払い保険で、貯蓄性の高い商品は、
源泉分離課税となる可能性が高くなります。
一時払い保険のデメリットとしては、数年間の
保険料をまとめて支払うことになるため、まとまった
資金が必要になり、最低でも100万円ほどの用意が要ります。
傷害保険で利回りを期待出来るのは、事務系会社員や
危険物を扱わない販売員、医師といった死傷の危険性が
少ない職種に限られる点もあります。
そして、契約した保険期間の途中で解約すると、
元本割れして一時払いした金額すら戻ってこない
可能性もあります。
現在の損害保険商品は、途中解約すると元本割れする
ケースが多いため満期時まで運用可能な状態で、
利回りを1%以上確保出来る商品選びをしたいところです。
山田 崇