国債が国の借金なら、社債は民間企業の借金です。
価格は10万円以上からあります。
社債購入にあたり、欠かせないことは、会社の信用力の確認です。
民間企業相手にお金を貸すのですから、その会社が破綻してしまえば
貸したお金が返ってこないリスクがあります。
そこで会社の信用度を調べる専門の会社が付けた信用評価である
「格付け」を見ながら判断する手法があります。
一般的には、BBB以上が投資適格の水準と言われます。
一般に、破綻リスクが高いと見られる発行体は、利率が高めに設定されており、
破綻リスクの少ないと見られる発行体は利率が低めに設定されている。
金利は、社債発行時に決定された固定金利で、利払いは1回、若しくは
年2回行われる。新発債を買って、償還日まで持っていれば利率は固定です。
只、社債も市場で売買されるので、国債と同じく既発債があります。
既発債は、市場の需給バランスによって価格が変動するので、
儲けは、「利率」ではなく、「利回り」で計算する必要があります。
社債を取り扱っている証券会社は、日によって扱っているものが違います。
いわゆる日替わりなので、最新取扱い情報は証券会社の窓口で確認する
ことが早くて正確です。
山田 崇