物件の入居率向上は、アパート経営において最も重要な課題の一つ。
今回は、毎年10月頃に 全国賃貸住宅新聞 から発表されている
2024年版 賃貸住宅設備ランキング をご紹介いたします!
(参照:全国賃貸住宅新聞社「 2024年人気設備ランキング 」)
■この設備がなければ入居が決まらない【必須設備編】
必須設備編は、昨年に引き続き「 エアコン 」が1位となりました。
2位に大差をつけて単身者向けもファミリー向けも1位という結果に。
新築の物件ではすでにほとんどの物件に設置されている印象であり、当たり前に存在する設備の一つですが
気候変動に対応し、快適な生活環境を提供するために
各部屋にエアコンが完備されていることは大きな魅力となっています。
また、エアコンを入居者自身で設置となるとおよそ10万円程度かかるため
引越し費用や初期費用がかかる入居のタイミングでの支払いは入居者にとって大きな出費となることから
初期設備としてエアコンが設置されていることを重視する入居者が多くなっていると言えます。
単身者向けで「 室内洗濯機置場 」が2位にランクアップしたことで
単身者向け・ファミリー向けの1位〜3位の順位は全く同じものとなりました。
3位はどちらも「 TVモニター付きインターホン 」となり
前回に引き続きセキュリティーの設備は継続的に人気です。
特に女性の一人暮らしはもちろん、共働き世帯で小さな子どものいる家庭など
幅広い層から必須の声が上がっています。
■この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる【付加価値編】
付加価値編では、昨年に引き続き単身者向け・ファミリー向けともに
「 インターネット無料 」が1位となりました。
単身者向けでは10年連続1位、ファミリー向けでは9年連続1位と継続的に人気な設備となっています。
特にコストを抑えたい若年層やテレビ離れや動画視聴が増えた一人暮らしの入居者からの需要が高く
家賃にインターネット使用料が含まれている物件は、経済的なメリットを感じるため
高い家賃でも納得感が得られやすく人気の設備となっています。
もはや電気・ガス・水道と同じく「 インターネット 」も
インフラ設備の1つと考える方が年々増えたことが大きな一因と言えるでしょう。
また、単身者向け3位の「 高速インターネット 」は、リモートワークやオンライン学習等の普及や
ゲームや動画配信サービス等で快適に楽しむための環境を整えたいというニーズからも
今後もますます需要が高まっていく設備の一つと考えられます。
「 エントランスのオートロック 」も単身者向け・ファミリー向けともに上位と安定した人気があり
ネット通販利用の一般化に加え、非対面で荷物を受け取れる「 宅配ボックス 」とともに
セキュリティ面で安心感につながる設備を求める人が多いことがわかります。
そして注目なのが、「 ペット用設備 」が単身者向け・ファミリー向けともに初のランクイン。
コロナ禍を機に、ペット需要が高まりペット可物件は人気を見せています。
ペットとともに快適に暮らせる環境を求める人たちが増える一方で
ペット可物件自体が現状少なく、ペットを飼いたい・すでに飼っているという
入居者の賃貸探しは難航しているようです。
こうした需要からも、空室対策にも繋がる「ペット飼育可能」な物件を
検討するオーナー様も年々増えてきています。
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今回の【 2024年版 賃貸住宅設備ランキング 】はいかがでしたか。
最新のアンケート調査やランキングから得られるデータを参考に
競争力のある物件づくりを進めることが、アパート経営の成功への鍵となるのではないでしょうか。
物件の魅力を最大限に引き出し、入居者に選ばれるアパート経営を目指しましょう。
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