建物の固定資産税を「家屋」と「償却資産」とに分け、
償却資産を多くするほうが、経年ごとに家屋はあまり
減価償却しないのに比べて償却資産は短期間に減価
するのでトータル的に固定資産税は安くなります。
固定資産税の算出の基準は、土地については路線価、
家屋については再建築価額、償却資産については減価償却後
残存価額となります。
土地と家屋については地価の動向、建築資材等のコスト状況
にもよりますが、あまり下がる余地はありません。
しかし、償却資産についてはその償却年数にもよりますが、
定率法で償却するため、毎年スピード良く減価していき、
それにつれて課税される税金も軽減されます。
アパート建築の場合、「家屋」と「償却資産」を区分すると
初年度の固定資産税は同額ですが、その後、年々それが
減額されていくのです。
山田 崇