重要事項説明書とは、取得する不動産に関する重要な情報を網羅したもので、
宅地建物取引業法で、購入者へは必ず書面化して配布し、宅地建物取引主任者
の資格を有する人が取引主任者証を提示して説明することになっています。
重要事項説明書には、様々なチェックポイントがあります。
■物件の表示・・・登記簿の内容と相違ないか?
■代金の授受方法・・・手付金や登記費用、ローン費用などの支払い方。
■契約解除・・・手付放棄で解約できること、ローンの審査が下りなかったときには
契約が解除できるようになっているか?
■違約金・・・契約の不履行による契約解除の場合の違約金の取り決め。
業者が売主の場合は、売買代金の20%以下までと定められている。
■ローン・・・ローンの斡旋を受けるときは、取扱い金融機関名、支店名、融資金額、
金利などの返済条件が合っているか?
■供託所・・・契約した後に業者から損害を被った場合は、業者が供託している
「営業保証金」「弁済業務保証金」から還付を受けることができる
ことの確認。
■特約条項・・・その他、特約条項があれば謳ってもらう。
お金に関する部分については十分なチェックが必要です。
手付金や登記費用などの代金をいつ支払うのか、手付放棄で契約を
解除できることが明記されているか、、契約の不履行による違約金の
定めはどうなっているか、借入金額や支払い方法がどうなっているか、
といった点を確認しておく必要があります。
このような重要事項説明の内容と、説明に納得できたら次に契約です。
山田 崇