公的年金制度には、3つの制度があります。
1.厚生年金・・・民間企業に勤務する人が加入
2.共済年金・・・公務員や私立学校の教職員が加入
3.国民年金・・・自営業者、フリー、学生、会社員や公務員の被扶養者になっている配偶者が加入
20歳になったらこの何れかの公的年金に加入するのが原則です。
厚生年金や共済年金は2階建て、国民年金は1階建てが基本です。
その1階部分としてどの制度にも共通してあるのが国民年金です。
会社員や公務員は、厚生年金や共済年金の保険料を払いますが、
その保険料には国民年金に当たる部分も含まれているのです。
会社員の場合は、3階部分を設けて手厚くしているケース
もあります。
会社が独自に運営する「企業年金」といわれるもので、この
企業年金が会社に無い場合は2階建てが基本となります。
公務員の場合は、「職域加算部分」といわれる3階部分が自動的に
設けられています。
自営業者や学生、専業主婦などが加入する国民年金は、基本は
1階建てですが、自営業者の場合、任意に付加年金や国民年金基金
に加入して、2階建てとすることもできます。