円高というようなことが言われたり、円安という
言葉を耳にすることがあると思いますが、このような
円の値段の変化はどのようにな仕組みになっているのか?
各国の通貨というものは、自分の国の中で流通している
ものですが、貿易など他国との取引を通じて、それぞれの
通貨の交換を行っている場のことを外国為替市場といって
います。
そして、日本の通貨の円とアメリカ通貨のドルを交換する
ようなことを為替取引といっています。
身近なところで言えば、海外旅行のときなどに円から
外国通貨へ交換することがありますが、このようなことも
為替取引の一部であるといえます。
為替取引の最たるものは貿易の代金決済のための
通貨交換です。
代金決済のために巨額のお金を輸送していたのでは、
大変なことですし、危険も伴うので、通貨の代わりに
外国為替というものを使い、それに銀行が仲立ちになって
決済する形式が取られています。
取引銀行に持ち込まれた外国為替は、銀行相互間で
異なる通貨の外国為替が取引されます。
この取引を通じて、円の値段が決まる仕組みとなっています。