山田 崇

トップ>アパート経営>利回り計算「DCF法」

利回り計算「DCF法」

不動産投資の利回りは、家賃収入だけで計算するのではなく、

家賃収入に加えて元本の変動率を加味しなければなりません。

 

つまり、投資している間に不動産価格が上がる分、若しくは

下がる分を家賃収入に加えて計算を行うのです。

加えて、ローンを組んで投資物件を買った場合、その金利分も

勘案しなければなりません。

それらを全て計算に入れ、どれくらい有利な投資かどうかを

判定出来るのが「DCF(ディスカウンテッド・キャッシュフロー)法」

という方法です。

 

DCF方を用いると、例えば5,000万円で購入出来る物件が、6,000万円の

投資価値があったことが分かります。

投資目的でアパートを買った場合、そのアパートが5年後や10年後に

値上がりしていれば、その分を利回りに割増しをします。

逆に値下がりしていれば、その分を利回りから差し引きます。

そのようにして正確な利回りが算出出来ます。

 

<計算例>

5,000万円で投資アパートを購入

      ⇓

1年間に400万円の家賃収入を得た

⇒必要経費が1年間に100万円かかった⇒1年あたり300万円の利益

      ⇓

10年後に投資アパートを5,100万円で売却

⇒100万円の利益⇒これは1年あたり10万円の利益があったと考えられる

⇒結局、1年あたりの利益は300万円+100万円=400万円

 

※結果、5,000万円の投資で毎年8%の利回りがあったことになります。

 

             山田 崇

 

 

最近公開のブログ記事

◎お問い合わせ窓口のご案内

  ▼ オーナー様、アパート経営・土地活用のご相談に関するお問い合わせ窓口   ☎ 電話   TEL 052-569-5055 営業時間 8:30 ~ 18:30 定休日 土曜、日曜、祝日

Z世代の入居者が求める“今っぽい”アパートの条件とは?

「最近の若い人って、どんな部屋を好むんだろう?」 「空室が出ても、以前より埋まりにくくなった気がする…」 そんな声を耳にする機会が増えていませんか? 実はいま、賃貸住宅の入居者像は大きく変化しています。特に、Z世代(19

■愛知県沿線ガイド part1【市営地下鉄東山線】■

    名古屋市は、活気あふれる都市でありながらも、住みやすいエリアがたくさんあります。 その中でも名古屋市営【 地下鉄東山線 】は、名古屋の中心部を東西に貫く重要な交通網です。 この路線沿線には、住

アパート経営のランニングコストについて

  アパート経営で多くのコストが発生するのは、物件取得時の初期費用だけではなく 運営を始めてからも様々なランニングコストがかかってきます。 うっかり見落としてしまうと、思ったほど手元にお金が残らない…なんてこと

災害リスク(震災・水害)に備えるアパート設計

近年、地震や豪雨による災害リスクが全国的に高まっています。 実際に、名古屋市でも「南海トラフ巨大地震」や「ゲリラ豪雨・内水氾濫」などのリスクが指摘されており、不動産の資産価値や賃貸需要にも大きな影響を与える要因となってい